今回はブログを収益化するいくつかの方法と、それぞれのメリットデメリットなど、ゆるゆるですが10年ほどブログやってるので、得た知識をまとめておきます。
最短で独自サイトを作る方法も書いてるので、アフィリエイトデビューしたい人はどうぞご覧下さい。
ブログの収益化とは
まず初めに、「ブログの収益化」について軽く説明します。
ブログの収益化とは、「自分のブログがお金を稼いでくれること」です。
「広告貼ればいいんでしょ?」とか「商品紹介すればいいんでしょ?」って認識でも、間違いではありません。
が、それだけではないのが「ブログ収益化」の難しいところです。
インターネットはいろんな人が思い思いで作ったサイトの集合体です。
そこに「広告だけを貼ったサイト」とか「商品を紹介してるだけのサイト」を出したとしても10000000%見られることはありません。
なぜなら、「同じようなことをしているサイト」が目がかすむくらいいっぱいあるからです。
なので、「ブログの収益化」をするなら、同時に「みられるための工夫」もしていかないといけません。
そして、その工夫には3種類あります。
- コンテンツの工夫
- サイトの工夫
- 集客の工夫
です。
この3つの工夫をしながら、自分のサイトからどうすれば商品を買ってくれるかを考え続ける。
これが「ブログ収益化の難しさ」になります。
といっても、始めてみなければその難しさはわからないと思うので、今回は「どうやって始めるか」、「始めるためになにがあるか」などについて書いていきます。
いろんなパターンの収益化とそれぞれのメリットデメリット
まず初めに知っておきたいのは、「ブログをどうやって収益化するか」について。
大きな流れとしては、
- サイトを作る
- 記事を書く
- 広告を載せる
- アクセスを集める
- 収益化!
ですが、「3の広告を載せる」の”広告”にも種類があります。
また、収益化はこれだけではありません。
なので、「収益化のパターン」について話します。
アフィリエイト
「ブログ収益化」といえばこれです。
アフィリエイトは、ASPと契約することで、掲載する広告を選べます。
かなり数が多いので迷うかもしれませんが、初心者にも扱いやすいASPである
の3つは最低でも登録しておきましょう。
A8.netとバリューコマースは広告数が多く、システムがわかりやすいです。
また、A8.netの即時支払いサービス(報酬確定したらすぐに支払ってもらえる)とか、バリューコマースのLinkSwitch(リンク切れがなくなる)が使い勝手良いので、初めのうちどころか、私はずったメインで使ってます。
Amazonアソシエイトは、登録しておけばどのAmazon製品を紹介しても紹介料がもらえます。
使い勝手いいですよ。
アフィリエイトのメリットとしては、報酬単価が高いこと。
なので、アクセスが集まらなくても、高単価な商品を紹介してひとつでも売れれば、収益化としては成立してしまう。
「ブログの収益化」で人気な理由はここです。
逆に、デメリットは、安定しないこと。
広告を扱う以上、広告に依存するので、広告を出してる側が「広告掲載終わり!」って言えば、そこで収益を得ていた人は全滅します。
また、アドセンスは見られるだけで報酬がもらえますが、アフィリエイトだと売れなければ報酬0です。
「ブログの収益化」をやめてしまう人が多いのはここが理由ですね。
どうしても、他者依存になるので、安定性に欠けるのが大きなデメリットになります。
アドセンス
有名なところですと、「Googleアドセンス」。
「最近は審査が厳しい!」との声もちらほら聞きますが、ちゃんと「収益化を意識したサイト」を作っていれば問題ないと思います。
他にA8.net同様、株式会社ファンコミュニケーションズが運営する「nend」や、ユナイテッドマーケティングテクノロジーズ株式会社が運営する「adstir」といったサービスもありますが、まずはGoogleアドセンスに登録しておくことをおすすめします。
アドセンスのメリットとしては、広告切れがないこと、アクセス数を集めれば収益が伸びること。
記事数をひたすら更新していけば、おのずと収益が上がるので、初心者ブロガーさんたちが最初にチャレンジする「ブログ収益化」の手段だと思います。
「Googleアドセンスが合格しない!」って方は他サービスに鞍替えしてもいいかもしれませんね。
アドセンスのデメリットは、収益化までに時間がかかること、単価が低いこと。
また、不正クリックで停止されたりと、悩まされることは多いですね。
企業案件
ある程度アクセスが集まり、知名度が上がれば企業から案件の提案をもらえることがあります。
アフィリエイトより単価も良いですし、企業側から「何をしてほしいか」があるので、こちらとしては動きやすい。
企業案件を受けるためには、お問い合わせやSNSなど、コミュニケーションが取れる場所を用意すること。
企業案件は実績がないと受けられませんが、これも「ブログ収益化」の手段のひとつです。
実績から得られる仕事なので、大きなメリットもデメリットもありませんが、内容によってはサイトの雰囲気を壊すかもしれないことだけは注意しておきたいですね。
サイト売却
ブロガーさんたちは想定していないかもしれませんが、「サイト売却」も立派な「ブログ収益化」の方法のひとつです。
自分専用のサイトだと難しいですが、メディアサイトなどを立ち上げて一定の実績があれば、わりと高値でサイトを買ってくれます。
売却までは至っていないですが、20記事くらい適当に書いて5年放置したサイトに8万円の値が付いたことがあります。
高価なものだと1,000万以上で売れることもあるので、アフィリエイトやアドセンスがいやならこちらを試してみてもいいかもしれません。
サイト売却のメリットは、まとまった金額が入りやすいこと。
デメリットは、「長期的なものではなく単発になる」でしょうか。
売却した費用を使ってまたサイトを作って・・・のようなループには入れたら勝ちですね。
ブログはどうやって作るか
ここまで話して、収益化の方法はなんとなくわかったかもしれませんが、「そもそもブログってどうやって作るん?」って人のために、ブログの作り方を簡単に解説します。
ブログには大きく、無料ブログと独自ブログのふたつがあります。
それぞれ特徴もあり、メリットもデメリットもあるので、この項目ではその辺を軽く解説します。
サイトを作る前に決めておくこと
まず、無料であれ独自であれ、ブログを作る前に決めておいてほしいことがあります。
それは、
- サイトのコンセプト
- 収益化の方法
- サイト構成
この3つです。
サイトコンセプト
はじめに決めてほしいのは、「どんなサイトにしていくか」。
「どういった記事を書いていくのか」や「なんのサイトなのか」、「どんな商品を紹介しているのか」ですね。
「雑記ブログ」とまとめてしまうのはいいですが、収益化しやすいのは「特化サイト」のほうです。
なので、収益化するなら決めておきましょう。
自分の得意分野、経験したこと、今の仕事、なんでもいいのでジャンルを決めておく。
その時に「続かないジャンル」や「需要のないジャンル」などは避けましょう。
需要があるかないかは、「Googleキーワードプランナー」とかで調べられます。
収益化の方法
収益化の方法を決めておくことも大事です。
アドセンスメインでいくのか、アフィリエイトで特定の広告をメインとして紹介するのか。
そうすることで、サイトの作り方や記事の書き方などが変わってきます。
無料ブログだと使うサービスによって相性の悪いものや使えないものがあるので、事前に調査しておきたいですね。
サイトコンセプトにあった収益化を選びましょう。
「とりあえず全部使う!」ってのもアリっちゃアリですが、規模が大きくなると管理が大変になっていくので、最初から絞っておく方がいいとは思います。
サイト構成
コンセプトと収益化の方法が決まったら、お次はサイト構成です。
アドセンスメインなら集客用の記事のみで構成してサイト内の回遊率をあげる。
アフィリエイトメインなら集客用と販売用の記事で構成して、全記事から販売用記事にアクセスできるような作りする。
など。
構成を頭の中で作っておくと後々動きやすいです。
無料ブログだとテンプレートなのである程度構成が決まっていますが、そこは収益化の目的に合わせて記事の書き方を変えたり、導入記事を作るなどしてカバーしましょう。
無料ブログならどこがいいか
無料ブログで始めるなら、「はてなブログ」や「note」がおすすめです。
特に、noteは記事自体を有料化できるので、広告を使わずにnoteだけで収益化ができます。
私はnoteで収益化しています。noteでのマネタイズ方法についても記事を書いてるので、気になる方はぜひご覧ください。
無料ブログのメリットは、
- 最短5分でブログが始められる
- 技術的な知識がいらない
- 更新した記事を読んでくれるユーザがすでにいる
です。
独自ブログとは色々少し違いますが、まずは無料ブログから始めてみるのもひとつの手です。
独自ブログを10分で作りたいなら
独自ブログの強みとしては、「自己資産になる」こと。
無料ブログよりは少しだけハードルが高いですが、作っておけば自分の資産になります。
ということで、ここでは「独自ブログを10分で作る方法」をサクッと解説します。
独自ブログを作る流れとしては、
- レンタルサーバを用意
- 独自ドメインを用意
- サイトを作る
- 公開
になります。
レンタルサーバもドメイン取得もお金がかかりますが、月でいうと800円~1500円くらいです。
私は基本、レンタルサーバは「エックスサーバ」、ドメインは「お名前.com 」、サイトはWordPressで作っています。
レンタルサーバもドメインも、用意出来ればどこでもいいですが、この二つならやり方を解説した記事を書いていますので、わからなければご覧ください。
ということで、「独自ブログ10分で作る方法」の手順ですが、
- レンタルサーバと契約
- 独自ドメインを「.com」で取得
- ドメインをレンタルサーバに登録
- ネームサーバ切り替え
- WordPressインストールorサイトアップロード
これだけです。
やってみるとわかるのですが難しくありません。
HTML形式のサイトをアップロードするなら、サイトをあらかじめ作っておく必要がありますが、WordPressなら一瞬でできます。
順調に行けば10分あれば独自ブログを作れますよ。
ちなみに、HTML形式でサイト作りたいなら「SIRIUS」が使いやすいのでおすすめです。
無料ブログと独自ブログならどっちがいいか
さて、無料ブログと独自ブログどっちがいいのかですが、どっちも始めればいいと思います。
もちろんどちらかに絞っておく方が、更新頻度も上がります。
ですが、無料ブログには無料ブログの良さが、独自ブログには独自ブログの良さがあります。
「どっちがいいか」にこだわらず、悩んでるならどっちも始めてみてから考えてきてはいかがでしょうか。
結局は「継続しないとどうにもならない」ので、続けられるペースで続けられるようにやっていくしかありません。
その為のツールなんてのはどうでもいいのです。
収益化しやすいブログの種類
収益化しやすいブログですが、収益化の方法によって変わります。
アフィリエイトメインなら「純粋な特化サイト」が収益化しやすいです。
アドセンスメインなら特化しつつも更新品度が高い「まとめブログ」ですかね。
腰を据えてしっかりとまとまった収益を出すなら、ハイブリッドを目指すのがいいとは思いますが、作業量が膨大になるので個人でやるのはおすすめしません。
どうしてもやりたいなら「外注化」を視野に入れないといけませんね。
簡単な外注化だと、「記事自体を外注する方法」があるので、興味ある方はご覧ください。
1から独自ブログを作る時に守りたいこと
ここで、独自ブログを選んだ人が、独自ブログを作っていく際に守りたいことについて紹介します。
ある程度コンテンツができたなってなってから、この項目を見てもらえれば、次のステップに勧めると思います。
過去記事を見てもらう仕組み
アドセンスメインで行くなら特に気をつけたいのがここ。
書き貯めた記事は、他の記事で紹介したり、サイドバーや記事下に盛り込んだりして、読者の目に触れるようにしたいところです。
わざわざ過去記事まで掘り下げてみてくれる人はなかなかいません。
見ている記事のタグやカテゴリから、興味ありそうな記事を想定して表示させておく。
私が「まとめブログ」でよく使うのは、「Advanced Random Posts Widget」という過去記事をランダムに表示させてくれるプラグインです。
ウィジェットから簡単に設定でき、わりと自由度が効くのでヘビロテしています。
こういった仕組みを取り入れることで、サイト内の回遊率を上げることができるので、必ず入れておきたいですね。
スマホでの見やすさは最優先
WordPressを使っているとマヒしがちなのですが、スマホでの見やすさを考えるのはマジで大事です。
これは、私が持ってる月6,000ビューくらいのまとめブログのグラフですが、モバイルからの閲覧が70%ほどになります。
ほとんどの人がスマホから見ています。
なので、スマホ対応していることは前提で、「スマホから見てどうすれば見やすいか」をされに考えていく必要があります。
過去記事を表示させたり関連記事を出すだけでなく、要所要所で目次に戻れるようにしたり、カテゴリの呼び出しが直ぐにできたりと、「スマホで見た時の使いやすさ」を意識する必要があります。
1に内容、2に内容、3,4に内容、5にデザイン
サイトのテイストにこだわるのもいいですが、読者はあまりサイトのデザインを見ていません。
なので、優先するのはコンテンツ。
記事の内容です。
ここがお粗末だと収益を発生させることなく終わってしまうので、「記事の質をどんどん上げていくこと」が求められます。
サイトデザインにこだわりすぎて記事を書けないのでは本末転倒です。
サイトデザインはほどほどに、記事を更新していくことを優先に考えてください。
誰かが欲しい情報を記事にする
「自分が書きたいこと」で収益化できるのは一握りの人達だけです。
「ブログの収益化」をするなら、「誰かが必要とする情報」を「求められる形で渡す」のが必要。
「この商品おすすめです!」って書いて、遷移先がサイトTOPなら成約率が落ちます。
そんな時は商品ページを遷移先に置いておく。
自分がされて嫌なことは相手にしない。
できるだけ相手のことを考えることが、「ブログ収益化」のコツになります。
この「誰かが欲しい情報」は、検索キーワードを分析することで得ることができます。
「Googleキーワードプランナー」や「ラッコキーワード」など、ツールを使ってしっかりと分析することをおすすめします。
最速で収益化するなら
「最速で収益化させたい!」って人はこちらをご覧ください。
最速で収益を出すなら、「すでに需要のあるところにコンテンツを放り込む」という意識が必要です。
- 中古ドメインを使う
- サイトを買う
- 更新する人を増やす
- SNSを取り入れる
- 他のプラットフォームと連携する
- 広告を使う
など、色々な方法があります。
どれも初心者向きではありませんので、詳しいことは書きませんが、こういう方法もあるんだということは知っておいてもいいんじゃないかな。
簡単に稼ぐサイトの具体例を挙げてみる
さいごに少し、割と簡単に稼ぐサイトの具体例を挙げてみます。
といっても、できるだけ具体的にしているだけでまだまだ決めるところはいっぱいありますし、なんなら100%稼げるわけではないので、あくまでもひとつの方向性としてみていただければ。
アフィリエイトで稼ぐなら
簡単にするなら、Amazonアソシエイトに登録して、ひたすら商品紹介を行うページと集客用のお悩み解決記事を書きます。
そうすれば半年後くらいには検索に引っ掛かるようになるので、少しづつ売り上げが出ます。
ここで「半年後に話題になりそうなモノ」を選定しておくと、あとのSEOが少し楽になったりします。
使いやすいのが季節ですね。
春頃に記事を書くなら、秋にどういった製品が求められるかを考える。
そしたら検索エンジンに乗り出す頃に、ホットなキーワードが狙えます。季節ごとに需要がある商品を選べば、来年も検索されるでしょう。
これを四季ごとに作れば毎時期にアクセスが来る。
注意点としては、Amazonアソシエイトはカテゴリによって紹介料が変わるので、率が高いジャンルを選ぶことと、流行の商品ではなくロングテールの商品を狙うこと。ですかね。
Amazonアソシエイトは1商品ごとの紹介料MAXが1,000円なので、そこをうまく使えば割といい収益が得られると思いますよ。
アドセンスで稼ぐなら
アドセンスで稼ぐなら、「雑記ブログ」ではなく「情報メディア」や「まとめブログ」がオススメです。
作り方はほとんど変わりませんが、サイトコンセプトを少し絞る必要があります。
この時のコツとしては、「広いジャンルから2段くらい深くしたジャンル」を選ぶことですね。
例えば、今更感はありますが「ステイホーム」。
これでブログを始めても、競合が多すぎて勝つのは難しそうです。
なので、「キャンプ」や「釣り」など、屋外の遊びでジャンルを絞ったり、「料理」や「家庭菜園」など家でできることでジャンルを絞る。
それでも競合は多いので、さらに「海辺のキャンプ」や「家族で行く海釣り」、「子供受けする料理」、「失敗しない家庭菜園」のように絞っていく。
あくまでもこれは例ですが、あまり絞りすぎるとネタに困るので、少し遊びを残しておくのをおすすめします。
ブログを収益化するコツまとめ
ということで、「ブログを収益化するコツ」をまとめますと、
- サイトの方向性を決める
- 広告の特性を理解する
- 特化サイトでわかりやすく
- 読者のことを考える
- 需要と供給を理解する
- SEOに気を配る
- 流れを意識する
- 続けること
になります。
どれもブログの基本ではあるのですが、意外と守れてないこと多いんですよね。
私もよく脱線してしまうので反省です。
ながながと書きましたが、誰かのお役に立てればうれしいです。
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